Close

aceに強力な追加機能としてモノクロカメラ用PGIとスタック型ROIが新登場


以下の2つの強力な新機能の追加により、Basler社の人気カメラシリーズaceの画像処理の幅がさらに広がりました。

これらの機能は、ace Uとace Lの一部モデルでご使用いただけます。

モノクロカメラ用PGI

5×5デベイヤリング、カラーアンチエイリアシング、ノイズ除去、シャープネスの4つの機能を独自に組み合わせたPGIは、多くの分野においてカラー撮影の効率化だけでなく、これまでは不可能であった用途の実現にも貢献しています。

今回の機能追加により、この特許取得済みのカメラ内蔵型画像補正機能に一部調整が加えられ、モノクロカメラにも搭載されるようになりました。PGIに含まれるノイズ除去とシャープネスは、モノクロカメラによる撮影において大きな威力を発揮します。カラーカメラとは異なり、モノクロカメラはピクセル形式のデベイヤリングが必要ないため、生画像をそのまま使用し、センサーの速度を最大限に活用できます。PGIを利用して画像処理の速度とスループットを向上させれば、画質を大幅に改善しながら、画像処理の各工程にかかるコストをさらに削減できます。

モノクロカメラ用PGIは、ace L、ace Uのソニー社製センサーPregiusシリーズ搭載モデルとオン・セミコンダクター社製PYTHONセンサー搭載モデルでご使用いただけます。

関心領域の複数選択が可能なスタック型ROI

画像検査における速度、解像度、データ量の上昇に伴い、より多くの情報を処理することができるプロセッサーやアルゴリズムを求める声が高まっています。新登場のスタック型ROIを使用すれば、複数の関心領域を指定して重点的な検査を行うことにより、画像データを読み込む際の速度を向上させ、ロード時間を短縮することができます。スタック型ROIは、サイズ調節が可能な関心領域を最大8つ(ソニー社製IMX174は4つ)まで選択できるようになっています。

Basler社では、ace L、ace Uのオン・セミコンダクター社製PYTHONセンサー搭載モデルとソニー社製高速センサーPregiusシリーズ(IMX174、IMX252、IMX250、IMX255、IMX253)搭載モデルのFPGAにこの機能を搭載しています。

詳細情報: www.baslerweb.com/new-ace-features