ソニー社製Pregiusシリーズセンサーを搭載した8つのBasler ace U新モデル
Basler社の人気カメラシリーズaceのace Uに、ソニー社製グローバルシャッターCMOSセンサーPregiusシリーズのIMX287センサーとIMX273センサーを搭載した8つのモデルが新たに追加されました。これら8つの新モデルは、ace
Uの低解像度モデルとして、VGAから1.6メガピクセルまでの解像度と最大フレームレート520fpsに対応しています。
IMX273センサーは、3.45umという小さなピクセルサイズで、Pregiusシリーズ第2世代センサー(IMX250、IMX304など)と同等の優れた画質、速度、ノイズ性能を実現しています。一方、IMX287センサーのピクセルサイズはその倍の6.9µmとなっており、同じ感度とノイズ性能を持ちながら、飽和容量とダイナミックレンジが向上しています。
いずれのセンサーも近赤外線に対応しているため、エレクトロルミネッセンス検査、交通関連用途、セキュリティ用途など、それほど高い近赤外線感度が求められない場合に、高価格な近赤外線専用センサーの代わりに使用することができます。
また、機能も充実していることから、旧型の低解像度CCDセンサーからのアップグレードにも最適です。例えば、CCDセンサーにICX618をお使いの場合は、ピクセル形式と解像度が同じでスムーズに移行可能なCMOSセンサーとしてIMX287がおすすめです。IMX287は低価格にもかかわらず、センサー性能が大幅に改善しているため、画像処理工程の全体的な改善が期待できます。
ace Uの8つの新モデルは、定評のあるGigEインターフェースとUSB 3.0インターフェースに対応しているほか、5×5デベイヤリング、カラーアンチエイリアシング、ノイズ除去、シャープネスの4つの機能を独自に組み合わせたPGIも搭載しています。GigE対応モデルでは、PTPなどGigE Vision 2.0の便利な機能を使用できます。 さらに、Baslerのpylon Camera Software Suiteを使用すれば、カメラを簡単かつスムーズにセットアップすることが可能です。
ace新モデルの詳細やその他の情報については、Basler社の営業チームまたは販売代理店までお気軽にお問い合わせください。