Baslerが2020年の好調な業績と2021年の展望を発表
年間売上高1億7,050万ユーロ、税引前利益率12%を達成
(2021年3月30日、ドイツ・アーレンスブルク発)このほど、コンピュータービジョン向け画像処理機器メーカーのBaslerは、2020年度のアニュアルレポート(監査済)を発表しました。2020年は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により市場が低迷するなか、グループ全体の売上高が1億7,050万ユーロ(前年:1億6,200万ユーロ)に増加したほか、受注高も1億8,160万ユーロ(前年:1億6,650万ユーロ)に急伸しました。その結果、税引前利益が21%増の2,040万ユーロ(前年:1,690万ユーロ)、税引前利益率は12.0%(前年:10.4%)に達しています。
フリーキャッシュフローについては、過去の取得に対する支出が生じため、前年から970万ユーロ減少し、1,400万ユーロとなりました。
一方、2021年度の業績に目を向けると、コロナ禍の影響で不透明な情勢が続いているものの、2020年第4四半期以来、受注残高と受注高が堅調に推移するなど、好調なスタートを切っています。物流・半導体・電子機器業界に成長の兆しが見られることに加え、中国市場への信頼感が強いこともプラス要因となりました。現時点の情報から判断すると、2021年度におけるグループ全体の業績は、売上高が1億9,000万ユーロ~2億1,000万ユーロ、税引前利益率は12%~14%に達すると見込まれます。このような明るい見通しの背景には、物流・半導体・電子機器関連の設備投資の増加、ワクチンの普及による下半期の感染状況の改善、電子部品の安定供給などに対する期待感があると考えられます。また、この業績予想は、2023年度末までに売上高2億5,000万ユーロ、税引前利益率12%を達成するという中期目標の内容にも沿ったものとなっています。
アニュアルレポートの全文は、Basler公式ホームページ(www.baslerweb.com)にてご覧いただけます。