製品紹介 - 株式会社ティ・エクスプローラ

ソフトウェア：pylon 5Basler pylon

高速、低負荷、高ユーザビリティ

pylonカメラソフトウェアスートは、WindowsまたはLinux PCでBaslerカメラを操作する際に便利なSDK、ドライバー、ツールからなるソフトウェアパッケージです。このパッケージを使用すると、最新カメラモデルとその機能をフル活用することができます。

Basler pylonはBasler製の、USB3 Vision、GigE Vision、IEEE 1394カメラのすべてと、一部のCamera Link カメラに対応しています。pylonのプログラミングインターフェースでは幅広いカメラインターフェースと組み合わせ可能で、Basler USB3.0カメラに関しても既存のプログラミングコードを変更することなく使用できます。Basler pylon 5は、Windows 10までの現行のWindowsバージョン（32ビットおよび64ビット）および、最新に近いLinuxカーネルバージョン（x86上のLSB 4.1、ARM上の3.x）に対応しています。

高速動作：業界で初めてGenlCam3技術を採用し、旧来のGenlCamに対して、4倍の速度でカメラを起動できます。
低負荷：旧来のGenlCamと比較して、およそ半分のメモリ使用量で動作します。
高ユーザビリティ：セットアップ方法を一新し、よりインストールが容易になりました。Genlcam対応の他社製マシンビジョンソフトウェアパッケージと競合することもありません。

高速化・低負荷の実現により、性能を抑えたシステムを有効活用することができます。さらに、この新規格は旧来の規格に対する下位互換性を有しており、既存ソフトウェアをほとんど変更することなく、旧型のBaslerカメラにも適応します。

ダウンロード

Basler pylonカメラソフトウェアスイート、最新のリリースノート、pylonのマニュアルは、こちらからダウンロードできます。

pylon 5 の機能概要

▼pylon SDK

pylon SDKは独自のカメラアプリケーション開発をサポートします。数行のコードで、カメラの設定、画像の取得、PCのハードドライブへの画像保存などを実現します。
一般的なカメラアプリケーションや対応プログラミング言語（例：C、C++、C#、VB.Net）すべてについて、充実したマニュアルと豊富なサンプルプログラムが用意されており、アプリケーション開発を大幅に加速できます。
また、新しい「簡単コピー」機能により、SDKで生成したプログラムの配布も容易になりました。

▼USB 3.0 Bandwidth Manager

お使いのUSB 3.0カメラが特定の帯域幅設定で、アプリケーション（例：pylonビューアー）にすべての画像を問題なく送信できるかを確認するシンプルなツールです。これにより、画像データのスループットと信頼性を最大限に高めて、USB 3.0の設定を最適化できます。接続されている各USB 3.0カメラが画像データを転送する際の負荷を調整することで、すべてのカメラが帯域幅を最大限に利用し、エラーなく画像データを送信することが可能になりました。

▼pylonビューアー録画機能

カメラライブ画像を多様な圧縮・非圧縮フォーマットの動画ファイルとして録画できるだけでなく、形式の異なる複数の静止画を、AVIファイル（圧縮・非圧縮）や各画像のスライドショーとしてPCのハードドライブに録画することも可能です。録画スピードを変えれば、タイムラプスビデオも作成できます。

▼pylon USBコンフィギュレーター

USBコンフィギュレーターは、USBの接続形態に関する詳細情報の提供、帯域幅制限の可能性の提示、そしてワンクリックでのドライバー割り当て修正を実現するツールです。USB 3.0カメラをUSB 2.0ポートに接続しているなどのユーザーエラーを検出できることも、このツールの利点です。

▼自動画像調整機能

pylonビューアーの新しい自動画像調整ボタンは、ワンクリックで選択したカメラの色と輝度を環境に合わせて自動構成することができます。